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オフロード奮闘記.comは、全国のオフローダーにオフロード情報を発進していきます。

○○○○○○○○○○○○○○○ビルダー会




ここは超ガレてるHカンのとある峠です。




オフロード走行の醍醐味の1つとして、ガレ場を走行するということが上げられます。

上の写真は、超ガレている某山です。

私は過去、この山で転倒して足の骨を折るという苦い経験をしました。

この経験から、このようにガレている林道を走るときの「私流」を紹介します。

オフロード走行の経験の浅い人ほど、ガレ場を勢いで走ろうとします。
でもこれはNGです。
私も最初は勢いで走っていました。
「ここで止まったら最後!」とか「ここで止まったらかっこ悪い」
という心理が働くのです。

このようなガレ場には、浮いている石や岩がゴロゴロしています。
そんな浮いている石や岩の上に前輪から突っ込んでいくと結果は・・・

このように転倒してしまいます。

ガレ場で転倒すると、ライダーにもバイクにも大きなダメージを受けます。
幸い、写真のライダーは怪我はしなかったのですが、
チェンジペダルがぐにゃりと曲がりました。

ガレ場を走行する上で大切なのは、
スピードは出さない。
道の状態をよく見る。
危ないと思ったらすぐに止まる
できるだけスタンディングで走る。
身体はいつも地面と垂直にして走る。(バイクだけ傾ける)
この5つです。(あとは経験です。)


ガレ場では荷物が落ち易いです。
落ちないようにガレ場に入る前に、しっかりと固定しておきましょう。


道の状態を見ながら、スタンディングでゆっくり走ります。


そしてずっとスタンディングをしているとかなり疲れますので、
あまりガレていないところではシッティングで走ります。
この時も気を抜かないようにして下さい。



常に先を見ましょう。
必要なら、止まってこの先自分が通るラインを決めておきましょう。
上の写真のようなところでは、一番左側を通ればいいでしょう。


上の写真は、少し逆バンクになっており、正面に大きな岩が転がっています。
このような場合は、当然岩を避けながら走るのですが、
逆バンクになっているので、バイクと一緒にカラダも傾けてはいけません。
リーンアウトの姿勢で走りましょう。
もちろん足をつきながらゆっくり走るのもアリです。


上の写真の場合は、石や岩がないところを選んで走ります。
ここを真直ぐに勢いで走ると、高い確率で転倒します。




時には上級者に助けてもらいましょう。
また上級者の方も、
初心者の方と一緒に走るときはサポートしてあげて下さい。


下の動画のように、どうしてもダメな時は、無理をせずバイクを押しましょう。



林道ツーリングは、皆が楽しく走ることが大切です。












そして、これはガレ場だけには限らず、
左右のどちらかが谷になっているところでは必ず山側を走ります。

このような林道では、谷側を走っていると最悪・・・


谷へ落ちてしまいます。


これは皆で落ちたバイクを引き上げているところです。
幸い、ライダーにもバイクにもダメージはありませんでした。



それから、タイヤのチョイスですが、下の写真を見て下さい。



これは好き好きなんですが、
上がトライアルタイヤ、
下がミシュランのAC10という公道走行可能なオフロードタイヤです。
ガレ場をゆっくりと走るのなら、断然、左のトライアルタイヤの方が走り易いです。
びっくりするほどグリップします。
しかし、フラットなダートを走るには、
下のオフロードタイヤの方が走り易いし楽しいです。
どっちがいいとは言えませんが、
私は上のトライアルタイヤを履いています。

この中間的な性質のタイヤに下の写真のKENDA K270 (ケンダ)があります。



このタイヤはガレ場でもフラットダートでも驚くほどグリップしてくれます。
初心者の方にはオススメです。


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